CA鍼灸整骨院

顔面神経麻痺 ①顔面神経麻痺の大まかな病態

こんにちは。スタッフのチダです。

今回から3回に分けて顔面神経麻痺について書きたいと思います。

【定義】

第7脳神経(顔面神経=顔の筋肉を支配)の走行途中に何らかの原因により麻痺が生じた状態をいいます。

【分類】

中枢性と末梢性(ベル麻痺、ハント症候群)に分けられる。

中枢性=ひたいのしわ寄せが可能。顔の筋肉を動かすことが多少できるため、症状が軽くみられることがありますが、脳に何らかの疾患が存在することがあります。

末梢性=ひたいのしわ寄せが不可能。神経の中継地点が末梢側にあるため『顔の筋肉を動かせ』という指令が伝わらないため、ひたいのしわ寄せが不能となります。

【病態(鍼灸施術適応)】

顔面神経麻痺の中でも末梢性のものが鍼灸施術適応となります。

顔面神経麻痺(末梢性) ・ベル麻痺 80%を占める。

            ・ハント症候群 20%を占める。(帯状疱疹ウイルスが外耳道から侵入することにより起こり、耳の疼痛、発赤が現れる。)

※中枢性の顔面麻痺に関しては鍼灸施術不適応となります。

以上が、顔面神経麻痺のおおまかな概要になります。

次回は、末梢性の顔面神経麻痺の詳細について書きたいと思います。


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