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③東洋医学的に考える顔面痛

【定義】

顔面痛とは、顔面の一部に起こる発作性または一次一時性の激しい痛みをいう。

中国の古い文書には、両頷痛(=りょうがんつう 脾胃の熱による顔の痛み)・頬痛の記載があり、これは現代の三叉神経痛に相当します。

【分類】

・外からの影響(冷たい風、寒さ)による顔面痛

・肝(肝臓)の熱による顔面痛

・胃の熱による顔面痛

・陰虚(=いんきょ 熱を冷ます力)が不足することによる顔面痛

【症状の発生する過程】

今回は、肝の熱による顔面痛と陰虚による顔面痛の発生する過程を説明します。

肝の熱による顔面痛

東洋医学では、肝(肝臓)は『怒り』の感情と結びついていると考えられています。

また、肝の作用の一つとして『疏泄(=そせつ 気の流れをよくする作用)』がありますが、ストレスにより疏泄作用が低下することにより、気の渋滞が生じ、顔面部へ熱が発生、その結果顔面痛が生じると考えられています。

陰虚による顔面痛

長期間病にかかることにより体力を消耗し、熱を下げる力が弱まる。それにより顔面部へ熱が発生し結果として顔面痛になると伝えられています。

【症状】

肝の熱による顔面痛

痛みの質:焼けるような痛み(灼痛)、特定の部位を触れると痛みが出る

舌:紅(=肝に熱があると舌は紅くなる)

脈:弦(=肝に病変があると弓をはじくような脈になる)

その他の症状:怒りっぽい、右の季肋部(肋骨内側)の痛みなど

陰虚による顔面痛

痛みの質:疲れると悪化

舌:紅

脈:細・早い

その他の症状:熱を下げることができないため体が火照る、寝汗、口が渇く

【治療方針】

東洋医学的にみると顔面痛は、体内の熱が強くなりすぎることにより発生すると考えられています。熱を下げるには自律神経(特に副交感神経)を優位にさせることが症状の改善に有効かと思います。

以上が、顔面痛の概要になります。

昨夜は、北海道で大きな地震があったようです。しかし大きな被害はなかったようなで良かったです。

都心でもいつ地震が起こってもおかしくなく、他人事ではないことを改めて痛感させられます。

徐々に暖かくなってきましたが、まだまだ寒さが続きますので寒さ対策をしっかりしていきましょう!


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