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変形性関節症

こんにちは。スタッフのチダです。

今回と次回は、変形性関節症にフォーカスして書きたいと思います。

今回は、変形性関節症の大まかな概要についてです。

みなさん、『変形性関節症』という疾患についてご存知でしょうか?

変形性関節症の代表として変形性膝関節症などがあります。

代表的な変形性膝関節症は元より、そもそも『変形』ってなに・・・?というところについて書きたいと思います。

【定義】

関節の加齢現象(=退行性変性 であり、組織の形が変化することにより働きが低下すること。)

ほとんどの場合は、加齢やくり返しの使用によるものが関係しています。

軟骨のすり減りと関節が加齢し安定性を失うと、より関節を安定させようとするために関節構造の摩耗と増殖(骨棘の形成)が発生する。非炎症性、進行性の疾患。

【現状】

成人人口の半分以上(特に65歳以上の大部分の人)にいずれかの関節に変形性関節症があると言われています。

【分類】

一次性と二次性に分けられる。

一次性:原因が明らかではない。中年以降に好発。

加齢に加えて、肥満による体重増加などの力学的ストレスにより発症。

二次性:何らかの疾患(関節の外傷など)に続発。若年者にもみられる。

過度の使用(オーバーユース)により発症することもある。

【強直と拘縮】

強直(きょうちょく)と拘縮(こうしゅく)は、関節の可動域の異常をいいます。

強直:運動の障害となる原因が、関節より中の関節を構成する骨や軟骨にある場合。

拘縮:運動の障害となる原因が、関節より外の軟部組織(=筋肉、皮膚、神経など)にある場合。

変形性関節症は、拘縮にあたり関節を取り巻く筋肉の萎縮や筋力低下などがみられることがほとんどです。代表的な変形性膝関節症では、ももの前側の筋肉に萎縮・筋力低下がみられる。

強直は、リウマチなどでみられる状態です。強直はさらに2つにわけることができ、関節が全く動かない完全強直とわずかに動かせる不完全強直に分かれる。

※日本では便宜上、関節の動きがほぼ消失している状態を強直と呼び、関節の動きが少しでも残っている場合には、原因部位が関節の中にあっても拘縮と言い習わしています。

【変形の起こりやすい部分】

体重のかかりやすい股関節や膝関節に多い。また、使用頻度の高い手にも好発します。

またその他の部位としては、肘や足関節にも発生する。

【症状】

・初期では、動き始めるときに痛い(椅子から立ち上がるなど)

・次第に痛みが増強

・運動時(日常生活)の痛み、歩行時の痛み

・関節の腫れや関節に水が溜まる

・膝関節症の場合、膝の内側の痛み

【診断】

レントゲンなどの画像により関節の隙間の狭小化、骨棘の形成、骨の硬化、関節内遊離体(関節ねずみ)などを認める。

【治療】

それぞれの関節症により多少異なりますが、大まかな治療方法としては、保存療法がほとんどです。

・関節への負担を減らす(体重の管理、負担のかかる動作を避ける)

・筋力の強化

・外用薬(湿布など)の使用。

※鎮痛薬の連続した内服使用はできるだけ避ける。理由としては、効果が発揮されている間は、ある程度痛みが消失し活発になり関節の稼働量が増えることが考えらます。しかしその間にも軟骨のすり減りは進行するため鎮痛薬は、原則痛みが出たときのみ使用する。

また、症状の程度や年齢により、手術療法も考えます。詳しい手術法は、それぞれの疾患で書きたいと思います。

以上が、変形性関節症の大まかな概要になります。

次回は、変形性関節症の代表である『変形性膝関節症』について書きたいと思います。


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